「AI副業を始めてみたけど、続かない」
「思っていたより、全然うまくいかない」
もしいま、そう感じているなら。この記事は、たぶんあなたのための記事です。
先に正直に書いておきます。私も止まりました。しかも一度ではありません。
何をすればいいのか分からないまま何ヶ月も過ぎた時期があるし、AIと話すだけで満足して終わっていた時期もあります。応募した案件から連絡が来なくて、静かに落ち込んだこともあります。
この記事は、うまくいった人が語る成功の秘訣ではありません。実際につまずいた場所の記録です。
同じ場所で止まっている人が、「あ、これ自分だ」と思えたら。そして「じゃあ次はこうしよう」と思えたら、それでこの記事の役目は果たせたことになります。
AI副業で初心者が失敗する理由5つ
① AIと会話するだけで、成果物が残らない
いちばん最初につまずいたのが、ここでした。
ChatGPTに登録して、話しかけてみる。ちゃんと答えが返ってくる。「おお、すごいな」と思う。
でも、画面を閉じたあと、手元には何も残っていません。
これ、思った以上に効きます。作業をした感覚はあるのに、形になったものがゼロなので、次の日に続ける理由が生まれないんです。
私はしばらく、この状態を「勉強している」と思い込んでいました。実際には、何も作っていなかっただけでした。
抜け出せたきっかけ
「教えてもらう使い方」と「作ってもらう使い方」は別物だと気づいたことでした。質問すると情報が返ってきます。でも、依頼すると成果物が返ってきます。
私の場合は、後者に切り替えた日から、初めて手元にファイルが残るようになりました。
このあたりは長くなるので、別の記事に分けて書いています。
②「決めてから動こう」として、止まる
ここが、私にとっていちばん長かった失敗です。
何ヶ月も、何をすればいいのか分からない時期がありました。情報は集めていました。調べてもいました。でも、一歩を踏み出せませんでした。
理由は、たぶんこれです。
「決めてから動こう」としていたから。
長期でやるのか、短期で結果を出すのか。ブログなのか、案件受注なのか。それが決まらないうちは始められない気がしていました。
結論から言うと、逆でした。
私が「これは長期で見ないとダメだな」と分かったのは、決めたからではありません。動いたからです。
AIに「こんなことをやりたい」と何度も相談して、やることを一つずつ形にしていくうちに、自分がやろうとしていることの大きさが、だんだん見えてきました。「あ、これは数ヶ月でどうこうなる話じゃないな」と。
あのときの私に言うなら
「決まらないなら、決めなくていいから、いちばん小さいものを1つ作ってみて」と言うと思います。
決まらないから止まっているのに、「まず決めましょう」と言われても、動けないんですよね。
だから、いま何をすればいいか分からなくて止まっている人に、私は「まず目標を決めましょう」とは言いません。
小さく1つやってみると、そこで初めて分かることがあります。 少なくとも私はそうでした。
③ 応募しても返事が来なくて、心が折れる
これも、実際に経験しました。
クラウドソーシングでプロフィールを作って、案件を選んで、提案文を書いて、応募する。ここまでで、けっこうな時間を使います。
そして——何の連絡も来ません。
初めてだと、これがかなり効きます。「自分の書き方が悪かったのかな」「未経験だからダメなのかな」と考えてしまいます。
でも、いくつか応募してみて分かったことがあります。
返事が来ないのは、普通のことでした。
私が見た募集には、応募が数十人〜数百人集まっているものもありました。募集人数が5人のところに18人が応募している、というのも見ています。単純に、選ばれない人のほうが多いんです。
しかも多くの発注者は、応募期限が終わってからまとめて選びます。だから応募した翌日に音沙汰がないのは、何も悪いことが起きていないということでもあります。
ここを「自分がダメだから」と受け取るか、「そういう仕組みだから」と受け取るかで、続くかどうかが変わると思っています。
👉 クラウドワークスの始め方|未経験がプロフィール作成から応募までやってみた
④ 安い案件を受けて、時間だけ消える
これは、受ける前に気づけた失敗です。
実際に見た募集を1つ紹介します。
- 2,000文字以上の記事
- 画像や動画、SNS投稿の差し込みを3つ以上
- WordPressへの入稿まで
- → 報酬 500円(税・手数料込)
システム利用料を引くと、手取りは約390円です。さらに振込手数料もかかります。
初心者がこれを仕上げるのに、私の感覚では3〜5時間はかかります。時給に直すと130〜200円です。
しかもこの募集、発注者自体は悪くありませんでした。レビューは290件あり、本人確認も済んでいて、AIの使い方についての説明も誠実でした。問題は単価だけです。
私が見送った理由は、こう考えたからです。
同じ3〜5時間を使うなら、390円で他人のブログを書くより、自分のブログを1本書くほうが、長期的な価値が大きい。
それに、もうひとつ怖いことがあります。
一度その単価で受けると、次も同じ水準の案件を探すようになることです。基準が下がると、戻すのは大変です。
だから私は、自分なりの線を先に決めました。文字単価がおおよそ0.3円を下回る案件は受けない、というだけの話です。
線を決めていたおかげで、その後に文字単価1.4円の案件を見つけたとき、迷わず応募できました。
👉 AI副業は怪しい?|実際に危ない案件に出会った私が正直に答えます
⑤ 収益が出るまでの時間を、短く見積もっている
最後は、たぶんこれがいちばん大きい失敗です。
先に正直なことを書きます。私はまだ、ブログで大きな収益を上げていません。
サーバーを契約して、サイトを作って、記事を10本公開しました。それでも、収益はほとんど動いていません。
でも私は、これを「失敗した」とは思っていません。時間がかかるものだと、途中で分かったからです。
簡単な計算をしてみます。あくまで私が考えた目安の数字ですが、感覚をつかむには足りると思います。
| 目標 | 必要になりそうなこと |
|---|---|
| 月1万円の収益 | 月に2〜3件の成約 |
| 月2〜3件の成約 | 月200〜300回のクリック |
| 月200〜300クリック | 月1万PVくらいのアクセス |
そして、新しく作ったサイトが検索から評価され始めるまでには、数ヶ月かかるのが普通です。記事を公開した翌日に読まれることは、まずありません。
つまり、半年から1年は、ほとんど数字が動かない期間があるということです。
ここを知らずに始めると、こうなります。
- 1ヶ月やって、アクセスが1桁 → 「向いてないのかも」
- 3ヶ月やって、収益ゼロ → 「やっぱり稼げないんだ」
数字が動かないのは、失敗ではありません。そういう時期があるだけです。
ただし、これには前提があります。その期間を生き延びられるかどうかです。だから私は、ブログとは別に、短期でお金になる仕事も並行して探しています。
私がやめたこと・変えたこと
つまずいた分だけ、やめたことがあります。
完璧な計画を立てるのをやめた
計画を立てている時間は、進んでいる気がするのに、何も進んでいません。 ②で書いた通りです。
いまは「今週これを1つ出す」くらいの決め方にしています。
「今日はここまででOK」を先に決めた
これは自分との約束です。
やる気がある日は進みますが、やる気がない日にゼロになるほうが痛いと気づきました。だから「今日はここまでやったら終わり」を先に決めておきます。
止まらないことのほうが、速く進むことより大事だと思っています。
短期のお金と、長期の資産を分けた
ここは、はっきり分けました。
| 案件・仕事 | 短期でお金を作る手段 |
| ブログ・メディア | 長期で育てる資産 |
混ぜると、どちらも中途半端になります。「今月のお金」と「1年後の資産」は、別の財布だと考えるようにしました。
それでも続けるためにやっていること
正直、特別なことはしていません。3つだけです。
- 記録を残す。見送った案件も、その理由まで書いて残しています。次に似たものが来たとき、5秒で判断できます
- 判断の基準を先に決めておく。「文字単価0.3円以下は受けない」のように、疲れているときの自分に決めさせない
- 止まった日を、失敗にしない。1日空いても、次の日に戻ればいいと決めています
まとめ:失敗とは「やめること」
この記事で書いた5つを、もう一度だけ並べます。
- ① AIと会話するだけで、成果物が残らない
- ②「決めてから動こう」として、止まる
- ③ 応募しても返事が来なくて、心が折れる
- ④ 安い案件を受けて、時間だけ消える
- ⑤ 収益が出るまでの時間を、短く見積もっている
こうして並べてみると、全部「途中でやめてしまう理由」なんですよね。
技術が足りないとか、才能がないとか、そういう話ではありませんでした。少なくとも私の場合は、続けられなくなる理由のほうが先にきていました。
だから、いまの私はこう考えています。
失敗とは、うまくいかないことではなく、やめてしまうことです。
止まるのは、普通です。私も何ヶ月も止まりました。でも、止まっている間も、実は何かを考えています。私の場合は、その時間があったから「これは長期でやるものだ」と分かりました。
いま止まっている人に伝えたいのは、これだけです。
決まらなくていいので、いちばん小さいものを1つだけ作ってみてください。 そこで初めて見えるものがあります。
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